Velo初心者向け|ページ読み込み時に自動でスクロールする方法
- 篠原 誠
- 4月21日
- 読了時間: 2分

Wix StudioやWixエディタでページを開いた際、特定の位置まで自動でスクロールさせたいという場面は意外とよくあります。例えば、ヒーローセクションを飛ばしてコンテンツの中盤に誘導したい時や、ページ内のアンカー的な使い方をしたい時に便利です。
この記事では、Wix Veloで簡単に実装できる「ページ読み込み時に自動スクロール」するコードをご紹介します。
① スクロール先の要素にIDを付ける

まず、スクロールさせたい要素に ID(識別子)を設定します。
例えばセクションのIDを scrollTarget としておきます。
エディタ上でその要素を選択
[プロパティパネル] → [ID] → scrollTarget に設定
② Veloコードを追加する

ページコードに以下のコードを追加してください。
$w.onReady(function () {
// ページ読み込み後、対象要素までスムーズにスクロール
setTimeout(() => {
$w("#scrollTarget").scrollTo()
.catch((err) => console.log("スクロール失敗:", err));
}, 500); // ページ全体が読み込まれるのを少し待つ
});
✅ setTimeout で500ms遅らせているのは、ページのレンダリングが終わってからスクロールさせるためです。
④ プレビューで確認する

プレビューでページを読み込んだ時、自動的に下部の要素までスクロールされるか確認しましょう。
補足|アンカーリンクとの違い
アンカーは「ユーザーがリンクをクリックして」ジャンプするのに対し、
今回の方法は「ページを読み込んだ瞬間に自動でスクロール」されます
例えば、LPで上部がローディングやバナーなどの場合に、コンテンツ部分へ誘導したいときに便利です。
🔁 応用編:クエリパラメータで分岐する
例えば ?scroll=true のようなURLでアクセスされたときのみ自動スクロールさせたい場合:
import wixLocation from 'wix-location';
$w.onReady(function () {
const query = wixLocation.query;
if (query.scroll === "true") {
setTimeout(() => {
$w("#scrollTarget").scrollTo();
}, 500);
}
});
👉 クエリパラメータを使えば「特定のときだけ動かす」などの柔軟な制御が可能になります。
まとめ
ページ読み込み時の自動スクロールは、ユーザー導線を工夫する上でとても便利なテクニックです。Veloを使えば簡単に実装できるので、ぜひ一度試してみてください!
応用として、クエリパラメータとの組み合わせも非常に便利なので、キャンペーンページや広告LPなどにも活用できますよ。
Comments